2024 年予算特別委員会より
区民の声と運動、日本共産党区議団の論戦で実現 学校給食費無償化の継続、高齢者補聴器購入費助成拡充
墨田区は、区立小中学校の給食費負担軽減事業として、給食費無償化を２０２４年度以降も継続することを決めま
した。私立学校や各種学校に通う児童、生徒に対しても、相当分の補助の継続がされます。
あわせて、高齢者補聴器購入費助成についても、補助の上限額が２万円から３万５０００円まで引き上がりました。
これらは、区民の声と運動、繰り返し要求してきた日本共産党区議団の論戦によって勝ち取られた成果です。
区立公園の民営化は見直しを
墨田区は、隅田公園に引き続き、大横川親水公園の民間委託も進めようとしています。他の自治体で公園が民営化されたところでは、有料施設が多く占めるなど、使用の公平性で問題も起きています。公園は、福祉増進の役割を担っており、公益性が最も問われる施設でもあります。
公園の民営化は抜本的に見直しをするよう、引き続き求めてまいります。
たちばなホーム、はなみずきホームの廃止は撤廃を
墨田区は、賛育会が新しく特別養護老人ホームを建設するのとあわせて、区立特養ホームであるたちばなホーム、はなみずきホームを廃止する計画です。特養ホームの待機者数は１月２９日時点で５５３人です。新しく特養ホームが建設されても、待機者が解消される見込みはありません。２つの特養ホーム廃止する道理はありません。日本共産党区議団は、２つの特養ホームの存続とあわせて増設を求め、待機者解消に力を尽くしてまいります。
約238 億円のため込み金（財政調整基金）やふるさと納税などを活用して国民健康保険料、後期高齢者医療保険料、介護保険料引き下げを
墨田区は２０２４年度、国民健康保険料、後期高齢者医療保険料、介護保険料と３つの保険料の値上げを決めました。
一方で、墨田区は各決算などで余った金額を基金に積み立てており、保険料の上昇抑制などに活用できる財政調整基
金だけで約２３８億円、他の基金も含めれば約５５５億円もため込まれています。日本共産党区議団は、保険料の値
上げは容認できないとし、財政調整基金やふるさと納税などを活用して保険料を引き下げるよう要求。そのための予
算組み替え案も提案し、論戦しました。区民の負担軽減を求めた組み替え案は、共産党以外に立憲民主党も賛成しま
したが、自民党、公明党、維新の会などが反対して否決。区民の負担軽減に背を向けるのか、各党の態度も問われます。
保険料さらなる値上げ！？
国民健康保険料 年平均1 万３,１００円以上の値上げ
後期高齢者医療保険料 年平均５,３００円以上の値上げ
介護保険料 基準額で年２,５００円以上の値上げ