住民無視の旧向島中学校跡地利用や東向島北公園の廃止は撤回を 山下ひろみ区議が本会議で討論

 11月議会の企画総務委員会では、旧向島中学校跡地活用などについて住民への丁寧な説明を求めることに関する陳情の審議とともに、向島警察署を東向島北公園用地に移転し、旧向島中学校跡地を公園の移転先として整備するとの報告がされました。陳情については、委員全員が不採択としました(日本共産党は企画総務委員会に委員不在)。

 現在、旧向島中学校のグラウンドでは、スポーツを楽しむ人々が多く利用しています。旧向島中学校跡地活用については地元の町会、商店会、老人会、跡地に関心を持つ個人から、コミュニティーセンター機能を持つ施設建設を求める声が多く上がっています。住民無視で説明もなく跡地の利用を区の都合で決めることは断じて容認できません。

 また、東向島北公園は、1973年に開設され、多くの方に利用されている歴史ある公園です。近隣保育園の児童の遊び場にも使用され、老人会や町会のラジオ体操、ゲートボール、春にはお花見会、散歩中の休憩場所など様々な形で親しまれ、地域有志によって、花壇の整備など公園美化の取り組みも長く続けられ、とても大切にされている公園です。東向島北公園は貴重なコミュニティ形成の場でもあり、公園の廃止は、コミュニティ形成を壊すことにもつながります。新たに公園を旧向島中学校跡地に整備するからいいということにはなりません。 陳情の採択を求める討論では、旧向島中学校跡地活用と周辺のまちづくりについて、計画先にありきではなく地元住民と十分協議し、公園の廃止、コミュニティを破壊するようなまちづくりなどを進めないよう強く要求しました。

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