たちばなデイサービスは利用者の声を聞いて存続を

たちばなデイサービス(墨田区立花3丁目)

 区民福祉委員会が9月23日に開かれ、たちばなデイサービスの「廃止に伴う調整状況」について、報告がありました。

 報告では、利用者への説明会の状況を説明しましたが、利用者や家族の声などは紹介されませんでした。また、121人の利用者のうち、40人ほどがほかの施設の利用を開始したとのことでした。

 はらつとむ区議は、「認知症の方は環境の変化に弱く、場所が変わっただけで不眠など、身体の負担になる。なぜ、慣れ親しんだ施設を廃止するのか」「コロナ禍でスペースを空ける関係から、利用を絞っていて断られる」など、利用者の声を紹介し、廃止を取りやめるように求めました。

 担当課長は、「施設が変わることにより、利用者に混乱を招いてしまったら申し訳ない」と言いつつも、「認知症を受け入れるデイサービスに余裕はないが、数字上は吸収できる」「丁寧に説明する」などと、来年3月末の廃止を強行する姿勢に終始しました。

<すみだ区議団ニュース 第509号より>

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