はらつとむ区議は、「国葬が、国家として安倍氏の政治を賛美・礼賛するとともに、憲法で保障された内心の自由を侵害して、弔意の強制につながるとして、中止を求めてきた」「もともと国葬は、戦前の天皇中心の専制国家の時代につくられた。その「国葬令」は戦後、日本国憲法ができて、国民主権、基本的人権に反するということで失効した。法的根拠のない国葬を、「閣議決定」によって強行するのは暴挙だ」と指摘、「国葬に反対を表明し、半旗や黙とうなどの特別な対応を行わないこと。区民を代表する立場で国葬に参列すべきではない」と山本区長の見解を質しました。
また、「教育の現場でも、半旗の掲揚や黙とうなど、子どもたちに弔意の押しつけにつながるような対応は行うべきでない」と加藤教育長に迫りました。
区長は、「国葬の実施について、一自治体の長として、見解を述べることは控える」「歴代の総理大臣経験者の葬儀に半旗掲揚してきた経緯を踏まえ、区を代表して庁舎のみに半旗を掲揚し、黙とうの協力依頼は行わない。区長として、国葬に参列する予定はない」と答弁。
教育長は、「区の方針を踏まえ、半旗の掲揚や黙とうは行わない」と述べました。
<すみだ区議団ニュース 第521号より>