国保料や介護保険料の引き下げなど 「区民アンケート」の実現を求めて山下ひろみ区議が一般質問

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一般質問

 日本共産党墨田区議団が5月に実施した「区民アンケート」で、「墨田区政で力を入れてほしいこと」の回答で一番多かったのが「国保料や後期高齢者医療保険料の値下げ」、2番目が「介護保険料・利用料の引き下げ」、3番目が「特養ホームの増設など介護サービスの充実」です。

 防災対策では、「避難所の環境改善・増設」「水害の広域避難場所の整備と避難方法の確立」「空き家・老朽家屋の対策」が上位となっています。
 この区民アンケートで寄せられた声の実現を求めて、山下ひろみ区議が一般質問を行いました。

国保料の引き下げを

一般質問を行う山下区議

山下 高すぎる国保料を引き下げるには、制度を抜本的に改善するか、公費負担を大幅に増やすしかない。区として、積極的に取り組むべき。

区長 国保制度の改善については、国の責務として具体策を提示するよう、区長会として要望している。

介護保険料の引き下げを

山下 介護サービスを充実させ、保険料の負担軽減を図るため、一般会計からの繰り入れを拡充すべき。

区長 第1段階から第3段階までの介護保険料の負担軽減策を公費により行っているので、さらなる一般財源の繰り入れを行う考えはない。

特養ホームの増設を

山下 9月議会に条例案が提案されるのは評価できるが、施行日は来年4月1日から。もっと早く実施すべき。

区長 10月以降、システム改修に時間を要し、新たな対象者への案内をはじめ、医療証の交付等の事務を行う必要がある。

賛育会病院の存続を

山下 立花への移転に関して、状況を的確に把握し、太平地域に総合病院として存続するように、賛育会病院に働きかけていただきたい。

区長 法人からは、将来的に2つの病院が緊密に連携し、地域の医療ニーズに応えていくと聞いているので、地域の声を丁寧に伝えていく。

災害時の避難所の改善を

山下 衛生的なトイレと温かい食事への改善、簡易ベッドの導入など、避難所の環境改善に積極的に取り組むべき。

区長 段ボールベッドについては、昨年度400台購入し備蓄した。

住宅困窮者の支援を

山下 公的住宅の増設や家賃助成制度の創設などを改めて求める。

区長 都営住宅の地元割当を都に要望する。家賃助成は、公平性の観点から行う考えはない。

<すみだ区議団ニュース 第521号より>

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