11月27日に行われた区議会本会議で、としま剛議員は一般質問に立ち、墨田区の樹冠被覆率、気候変動対策などについてただしました。
としま区議は、その土地を覆う木や枝、葉の面積割合を示す樹冠被覆率が墨田区は23区で最低であり、樹木の過剰な剪定はやめ、樹冠被覆率を高めるべきと主張。異常な猛暑が続く中でヒートアイランド現象を緩和する樹冠を本区でも増やしていくことが重要と区の姿勢をただしました。
また、墨田区の気候変動対策についてゴミリサイクルで先進的な取り組みを行っている鎌倉市の事例を紹介。鎌倉市では、人口が墨田区よりも約10万人少ないにも関わらず、プラスチックの回収量は墨田区よりも多くなっている。こうした先進例にも習い、本区もゴミの減量にさらに力を入れるよう強く求めました。
区長は「リデュース(製造時に使う資源の量を減らすことや廃棄物の発生を少なくすること)やリユース(使用済み製品やその部品の再利用)を積極的に推進し、ゴミの発生そのものの削減に取り組んでいきます」などと答弁しました。 墨田区は2030年度までに2000年度比で温室効果ガスを50%削減することを目標に掲げています。そのためにはあと53万2千トンもの削減が必要です。今のペースでは目標達成にはほど遠いというのが実態です。