髙柳東彦区議が日本共産党の代表質問
2月13日、高柳東彦区議が代表質問に立ち、暮らしに冷たい行財政運営を批判し、物価高騰対策や高齢者補聴器助成の拡充など、切実な区民要求の実現を迫りました。
区民には負担増おしつけ基金の急増は問題
高柳区議は、「23区でただ1区、学校給食費を値上げする。国民健康保険料を毎年値上げする。住宅困窮者への家賃助成
は拒否する一方で、誘致した千葉大学には9割もの家賃助成を行う。公園などの公衆トイレの34カ所の廃止方針など、暮ら
しに冷たい行財政運営の一方で、積み立て基金は約175億円から約435億円へ、この5年間で2・5倍に急増している。
こんな行財政運営は改めるべき」と区長に迫りました。
山本区長は、「特別区民税や特別区交付金の増収傾向が続いたことにより、基金残高は増加した。計画的な積み立ても必要」だと強弁しました。
物価高騰から暮らし守る施策を
高柳区議は、「わが党は、暮らしと営業を守る緊急対策を提案している。最低賃金を時給1500円に引き上げるなど、政
治の責任で実効ある賃上げ政策を行うこと。消費税5%への緊急減税と、インボイスの導入を中止すること。年金の引き上
げや高すぎる学費の値下げなど、社会保障と教育の負担軽減を図ることだ。区としても、暮らしを応援する施策が求められ
る」と質問。
区長は、「生活者支援、事業者支援等の側面から、切れ目ない支援策をスピード感を持って実施してきた」などと実体とは異なる答弁を行いました。
新型コロナ対策の充実・強化を
新型コロナを5類に引き下げ、感染対策や検査・治療への公的支援を後退させようとしている」と批判し、コロナ医療費の
公費負担、無料のPCRなど検査の実施、発熱相談の窓口の設置、医療機関への支援、保健所の体制強化などを要求。
区長は、「医療費の公費負担や発熱相談などについて、今後示される国や都の考えも踏まえ、必要な対策を行う」と述べ
ました。
高齢者補聴器助成の拡充を
高柳区議は、「区は4万円程度の補聴器が適切であるというが、実際の購入額の平均は13万円から14万円と、3倍以上に
なっている。改善を図るべき」と迫りました。
区長は、「4万円の補聴器でも聞こえ方に問題はなく、現在の助成額(2万円)は適切だと考える」と冷たい答弁でした。
<すみだ区議団ニュース 第524号より>