文科省2023年度の不登校の児童・生徒数は全国で34万6482人となったと発表され、11年連続の増加で過去最多となっている。同年、墨田区の不登校の児童・生徒数は544人で10年前の2倍になった。2023年に不登校の初期の生徒を対象にスモールステップ学級を全中学校に配置し、約100人受け入れ枠を増やしたが、教育センターのステップ学級・スモール学級の受け入れ人数を足しても200人程度であり、不登校児童・生徒全体の544人を受け入れる体制になっていない。また、ステップ学級とサポート学級で2名の指導員が不足している。早急に指導員の補充を行うとともに、ステップ学級とサポート学級の改善を求めました。
また、現在、墨田区はステップ学級は都立・私立中学の生を受け入れていない。山下区議は「区立学校でなければ連携が取れないから難しい。各学校に対応する窓口がある」と言うが、いくつかの近隣区では区内在住であれば受け入れている。区の対応は子どもの権利条約の「教育を受ける権利」を侵害していると言わざるを得ないと厳しく質しました。教育長は「不登校児童・生徒数、500人を超えていることは大きな課題の一つとして認識している。不登校児童・生徒の教育センターの受け入れ体制については、時期によっても入級希望の児童・生徒数は変動している。現在の枠で大幅に不足してはいない。指導員は補充し、適切な運営をしていきます」、「都立・私立校の不登校児童・生徒は、きめ細やかな連携が取れず、在籍校への復帰を目指した支援を十分に果たすことが難しいと考える」と答弁。これで区は「こどもまんなかすみだ」を掲げているといえるのでしょうか。
