日本共産党墨田区議団の村本ひろや区議は6月30日、本会議で条例への反対討論に立ちました。
私は、日本共産党墨田区議団を代表して、ただいま議題に供されました、陳情第4号「安定的皇位継承の国会論議促進を求める意見書の提出に関する陳情」について、採択するとの委員会審査報告に反対するとともに、意見書の提出に反対の立場から討論を行います。
皇位継承に関して、皇族数の確保に向けて衆参両院の正副議長が取りまとめたとする、「立法府の総意」があります。しかし、この「とりまとめ」は、皇位継承のあり方に関する全体会議の総意でもなければ、国民の総意でもありません。わが党をはじめ、5党派が反対しており、幅広い合意が形成されたとは到底言えないものです。
「とりまとめ」の内容は、男系男子による皇位継承を「不動の原則」と位置付け、旧宮家の男系男子である養子に皇位継承権を与え、女性天皇や女系天皇への道を閉ざす方向性を念頭に置いたものです。男女平等を掲げる憲法の精神にも反しており、日本国民の総意に基づく日本国民統合の象徴と定められている、天皇の皇位継承の考え方としてもふさわしくないものです。
陳情では、皇室の安定的な皇位継承について、「国会において速やかに建設的な議論を進め、方向性を取りまとめられること」が要望されていますが、衆参両院の正副議長によって、わが党などの反対の声を聞かずに「とりまとめ」はすでに出されています。
また、陳情では、「皇室制度の在り方についての議論をより迅速に進めていく必要がある」としていますが、見切り発車で拙速に議論を進めれば、矛盾や国民的反発を招くのは必至です。憲法学者をはじめとする有識者からの意見聴取や、パブリックコメントなどを通じて広く国民の声を聞き、国民的な議論を積み重ねながら、国民の総意を形成していくことこそ重要です。
よって、本陳情は不採択とし、意見書の提出を行わないことを求め、討論を終わります。
